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「もったいない」をなくそう!

最終更新日 2023年11月02日

展示期間 : 09月から10月

展示場所 : 本館児童展示


「もったいない」をなくそう!展示ポスター
「もったいない」という言葉には、「物の価値を十分に生かしきれておらず、ムダになっている状態を惜しむ」という意味があります。
まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物(食品ロス)、体が大きくなって着られなくなってしまった洋服、使い捨てのペットボトルやかんなど、わたしたちの生活で出るごみの中には、「もったいない」があふれています。
ごみは、使う資源を減らすこと(リデュース)、物をくり返し使うこと(リユース)、使い終わったものを資源として再び利用すること(リサイクル)で減らすことができます。
ごみを収集車でごみ処理施設に運ぶ時や、燃やしたり溶かしたりするときに出る二酸化炭素は地球温暖化の原因になります。捨てられるごみが減れば、二酸化炭素の発生を抑えることができ、地球環境を守ることにもつながります。
今回の展示では、食品ロスや資源ごみを減らすための取組みに関する資料を紹介します。

展示関連情報

食品ロスをなくそう

『捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ』

井出留美/著 あかね書房
田村さんは広島市のパン屋の長男として生まれました。小さい頃は、冒険家になりたいと思うほど虫や自然が大好きでした。大学の授業をきっかけに「環境問題に取り組む仕事をするぞ!」と決意して新しいパン屋を開きますが、なかなかうまくいきません。また、売れ残ったパンは捨てなくてはいけないため、食品ロスの問題も気になってしまいます。田村さんが、パン屋修行やモンゴルの遊牧民との出会いなど、さまざまな経験を生かして、「捨てないパン屋」をつくるノンフィクションです。

『世界の保存食 考えよう!「もったいない」・食料・環境』(全4巻)

谷澤容子/著 こどもくらぶ/編 星の環会
保存食とは、素材をムダなく食べきるために保存してとっておく知恵から生まれたもので、人々のくらしや文化と深く関わっています。たとえばフランスでは、食料が手に入りづらい冬場に人にかかせない糖質をすこしでもとるために、くだものをジャムとして保存していました。オーストラリアでは、収穫したぶどうの品質を落とさずに輸送するためにレーズンが作られるようになりました。
このシリーズでは、世界の保存食について、果実、野菜、魚、肉にわけて、保存食の歴史や作り方などを紹介しています。保存食から、世界の食料や将来の環境問題について考えてみましょう。

『SDGsクッキング 1 料理を通して持続可能な未来を考えよう!』

今泉マユ子/著 理論社
食品ロスを減らすためには、必要な分の食材だけを買うようにすること、すぐに食べない食材は保存方法を工夫すること、調理を工夫して最後までおいしく食べることが大切です。捨てる部分を減らすための使いきりレシピや、残りものを上手に食べきるためのリメイクレシピを紹介します。

『知ろう!減らそう!食品ロス』(全3巻)

小林富雄/監修 小峰書店
食品ロスとは、食べられるのに捨てられている食品のことで、2016(平成28)年の日本では1年に約643万トンも食品ロスが出たと考えられています。食品ロスは、家庭や飲食店で食べ残したもの、お店で売れ残ってしまったもの、食品をつくる工場や会社の賞味期限の表示ミスなどが原因で生まれます。食品ロスについて知り、食品ロスを減らすために何ができるか、生活を見直してみましょう。
このシリーズでは、食品ロスについて、問題点や原因、減らすための取組み、SDGsとの関わりなどを解説しています。

ごみを役立つものに変えよう

『大接近!工場見学 ごみとリサイクル編』(全6巻)

高山リョウ/構成・文 岩崎書店
リサイクル工場では、運ばれてきたごみが、日々新しいものに生まれ変わります。使用済みのペットボトルは服の材料となる糸に、給食の食べ残しは野菜を育てるための肥料になります。リサイクル工場の中を見学している気持ちになれるシリーズです。

『知ってる?アップサイクル』(全2巻)

「知ってる?アップサイクル」編集委員会/編 さ・え・ら書房
いらなくなったものを、そのままの形や特長を生かして、新たな価値のあるものに作りかえることを「アップサイクル」といいます。タイヤチューブでできたバッグや、空きかんのプルタブでできたアクセサリーなど、自分の工夫しだいで、ほかにはない新しいものを作り出すことができます。このシリーズでは、アップサイクルに取り組んでいる人たちや、身近な物を使って作れるアップサイクル工作を紹介しています。

『生ごみからエネルギーをつくろう!』

多田千佳/ぶん 米林宏昌/え 農山漁村文化協会
多くの家で、お湯をわかすときなどに使われている燃えるガスは、地底から掘り出された化石燃料からできています。燃えるガスの一つ「メタン」は、牛のゲップや田んぼのどろの中からも発生しています。実は、メタンは身近な生ごみを使って、わたしたちの手で作ることができます。この本では、ペットボトルを使って、生ごみからガスを作る方法を紹介しています。

『リサイクルでかんたん!エコ手芸』(全4巻)

寺西恵里子/著 新日本出版社
空の牛乳パックや着られなくなった洋服など、捨ててしまえばごみになってしまうものも、アイデアひとつで、すてきな小物に生まれ変わります。第4巻では、さまざまな洋服の直し方についても説明されています。地球にやさしいエコ手芸に、ぜひチャレンジしてみてください。

『ごみゼロ大作戦! めざせ!Rの達人』(全6巻)

浅利美鈴/監修 ポプラ社
リデュース、リユース、リサイクル……。ごみを生かしてゼロにする「Rの技」を、「Rの達人」がみなさんに伝授します。全国各地で行われている取組みが、マンガや写真でわかりやすく紹介されています。

ごみを作らない生活

『ごみから地球を考える 新版』

八太昭道/著 岩波書店
人間は、ごみを出さずに生きていくことはできません。ごみを処理する時に発生する二酸化炭素やフロンガスは、地球温暖化やオゾン層の破壊などの原因になります。ごみの発生をゼロに近づけるためにはどうすればいいのかを、経済や政治などの様々な視点から考えて解説します。

『わたしもできる!世界とつながるSDGsアクション 1』

原琴乃/作 山田基靖/監修 持続可能社会推進機構/監修 汐文社
SDGsの課題の解決のために、すぐに始められるアクション(行動)を提案するシリーズです。第1巻では「もったいない」をキーワードに、海洋ゴミや食品ロスの削減、リサイクルの促進などについて取り上げて紹介しています。

『永遠に捨てない服が着たい』

今関信子/著 汐文社
「わたしらも、先生が着ているような、永遠に捨てない服が着たいです。」 カメラマンの岡部さんは、小学校の環境学習の先生になった時に聞いた願いを、なんとかして叶えたいと考えます。着なくなったポリエステルの服を集めて、工場で細かくして新しい布に変えれば、それを使ってまた服を作ることができます。子どもたちがエコを感じられるためには、どうしたらいいのか、考え抜いた岡部さんがたどり着いたのは、体操服でした。京都の学校で行われた体操服リサイクルの取組みを描いたノンフィクションです。

『もったいない生活大事典』(全7巻)

学研
食べ物、洋服、水、電気……。さまざまな「もったいない」について「どこがもったいないのか」「どうしたらもったいないをなくせるのか」を、実際の例を取り上げて解説しているシリーズです。学校や家庭、地域ですぐに実践できるアイデアや工夫が集められています。

『さがしてみようくらしの中のエコ』(全5巻)

水谷広/監修 内田かずひろ/絵 小峰書店