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2018年度展示情報一覧
平成を振り返る ‐新しい時代への展望‐

平成を振り返る ‐新しい時代への展望‐

最終更新日 2019年03月06日

展示期間 : 01月から02月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
 政府は天皇陛下が退位される日を2019(平成31)年4月30日とする政令を決定しました。
これにより今年の5月1日より新元号に改められます。
時代を象徴する次の元号は何になるのか、注目されているところです。

現在の元号は1989(平成元)年1月7日に発表され、平成の時代がスタートしました。
当時小渕内閣官房長官が記者会見で「平成」という文字を掲げたシーンは、繰り返しテレビや新聞等を飾り、新しい時代の始まりを人々に印象づけました。

また1989(平成元)年の主な出来事としては、日本で初の消費税導入、国外では中国の天安門事件や、ドイツでのベルリンの壁崩壊もこの年でした。
その他にも様々な出来事がありましたが、その記憶や思い出は、私たちそれぞれの胸にも刻まれています。

残すところあと僅かとなった「平成」は、あなたにとってどんな時代だったでしょうか。
30年間続いた「平成」を振り返りながら、新しい時代を展望します。

展示関連情報

平成の政治・経済に関する本

消費税導入、バブル経済の崩壊、東西冷戦の終結、政権交代、人口減少の時代に…。激動の平成の政治・経済界と社会の変化を振り返ります。

『バブル』

永野健二/著 新潮社 2016年
1991(平成3)年から1993(平成5)年にかけて、日本は一転して景気後退期に入りました。日経新聞記者であった著者は、80年代初頭からの10年間の事象を丹念に辿り、バブルの発生と崩壊を分析します。行動経済学の視点から時系列でこの時代を生きた人間の姿を浮き彫りにし、現代を生きる私たちに警鐘を鳴らします。

『一目でわかる平成の大合併地図』

集英社 2006年
1999(平成11)年の旧合併特例法に基づき、2005(平成17)年をピークに全国で進められた市町村合併。2006(平成18)年3月で一区切りした市町村合併の様子が地図でわかります。新旧の市町村名で引ける索引が掲載されています。

『北京の長い夜 ドキュメント天安門事件』

ゴードン・トーマス/著 並木書房 1993年

『ベルリンの壁崩壊』

シュヴァルタウ・アンケ/他著 三修社 1990年

平成の世相・流行に関する本

ドラマ「東京ラブストーリー」にときめきを感じた頃、週休2日制になって花金が待ち遠しかった頃、ゲームの「たまごっち」を夢中になって育てた頃、あなたは何をしていましたか。あれもこれもみんな平成の1ページだったのです。

『東京スカイツリー定点観測』

中谷幸司/著 飛鳥新社 2012年
少しずつ形を変えながら空に伸びる巨塔。今日はどんな姿になったのかと、電車の窓越しに目を向けた日々が懐かしくなります。スカイツリーは2003(平成15)年にプロジェクトが発足、2008(平成20)年に着工され4年をかけて2012(平成24)年2月29日に完成しました。ニ度と見ることの出来ない建設中の様子を、江戸川区の高層マンションの一室から撮影した記録です。

『平成サラリーマン川柳傑作選』

山藤章二/選 講談社 2004年
「サラリーマン川柳」は1987(昭和62)年にスタートし、平成の30年間にわたって職場や家庭でのサラリーマンの悲哀をユーモラスに映し出してきました。平成を駆け抜けたサラリーマンの姿を振り返ることができ、家族でも楽しめる1冊です。

『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』

牛窪恵/著 講談社 2008年

『日本の女は、100年たっても面白い。』

深澤真紀/著 ベストセラーズ 2014年

平成の芸能・スポーツに関する本

テレビや新聞、ネットメディアに登場した芸能人やスポーツ記事等に関連する本を紹介します。芸能ニュースやスポーツ界の輝かしい記録・写真等を見ながら、当時のその瞬間を思い出します。

『2時間ドラマ40年の軌跡』

大野茂/著 徳間書店 2018年
2時間ドラマの両巨頭、土曜ワイド劇場と火曜サスペンス劇場の誕生から終焉までを、番組制作側から追ったドキュメントです。黎明期の模索の時代を経て、「海辺の崖」で犯人が自白すると揶揄されたワンパターン化の原因は何なのでしょうか。視聴者からは窺い知れない裏話を満喫できます。

『おうちで簡単ビストロスマップ』

扶桑社 2011年
1996(平成8)年4月から2016(平成28)年12月にかけて20年以上も愛され続けたテレビ番組「ビストロSMAP」のレシピ本です。スマワザとも呼ばれたシェフたちのオリジナルテクニックが公開されており、メンバーのインタビューも収録されています。

平成に起きた主な事件・できごとの本

平成が始まり30年間に多くの事件や災害が起こりました。特に近年の自然災害については、私達の記憶にも新しいところです。規模の大きな災害や社会的関心が強い事件、社会に多大な影響を及ぼしたできごとについて書かれた本を紹介します。

『日本に自衛隊がいてよかった 自衛隊の東日本大震災』

桜林美佐/著 産経新聞出版 2011年
私達の記憶にも新しい東日本大震災。地震保険の支払額は日本歴代1位とも言われており、いかに大きな震災だったかがわかります。東日本大震災の被災地での自衛隊員の活動を描くドキュメントです。被災時の生々しい様子や懸命の救助活動、被災者の方々への細やかな配慮、隊内でのやりとり等が紹介されています。自衛隊の活動を通して勇気をもらえる1冊です。

『1989年』

竹内修司/著 平凡社 2011年
昭和天皇の崩御、中国の天安門事件、共産圏でのソ連の支配力が後退、ドイツではベルリンの壁が崩壊。これらの出来事はすべて同じ年に起きました。世界を俯瞰して1989(平成元)年に1つの時代が終わったことは偶然でしょうか。20年を経た視点で、現代史の転換点となったこの年を歴史的かつ地政学的に振り返ります。

『それでも生きていく』

地下鉄サリン事件被害者の会/著 サンマーク出版 1998年

『JR西日本の大罪』

鈴木ひろみ/著 五月書房 2006年

平成に出版されたベストセラー本・話題になった本

平成の時代に出版されて話題になった本や、ベストセラー本を集めました。平成の時代もあと少し、皆さんの心に残るお気に入りの1冊を見つけてみませんか。

『文壇アイドル論』

斎藤美奈子/著 岩波書店 2002年
『ノルウェイの森』『サラダ記念日』『キッチン』…。1980年代後半から1990年代に脚光を浴びた8人の人気作家を通して、平成の初頭に吹いた時代の風を読むことができる本です。当時は若かった彼らが2000年代になっても著作を出版し続けているのは驚きに値します。

『置かれた場所で咲きなさい』

渡辺和子/著 幻冬舎 2012年
「時間の使い方は、言い変えれば命の使い方そのものである」と、人生についてやさしく諭してくれます。「いま」置かれている状況のなかで精いっぱい「咲く」努力をするということ等、思わずはっとさせられるメッセージが詰まっている1冊です。

『バカの壁』

養老孟司/著 新潮社 2003年

『つぐみ』

吉本ばなな/著 中央公論社 1989年