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いいほんみつけた!2023ねんどばん

最終更新日 2023年08月02日

関連情報

1・2年生

えほん

『とびらのむこうにドラゴンなんびき?』

ヴァージニア・カール/作・絵 松井るり子/訳 徳間書店
むかし、あるおしろに13にんのひめさまがすんでいました。いちばんちいさなひめは、いつもひとりぼっちでしたが、おおきなドラゴンとなかよくなり、こっそりとおしろにつれかえってしまいます。そして、ドラゴンをせまいとうのなかにかくして、まいにちくだものやケーキをあげました。 あるあさ、とうのとびらをあけると……。

『ちいさなたいこ』

松岡享子/さく 秋野不矩/え 福音館書店
むかし、こころのやさしいおじいさんとおばあさんがすんでいました。あるとき、ふたりははたけにかぼちゃをうえました。ふたりがこころをこめてせわをしたので、はたけのものはよくそだち、かぼちゃもおおきくなりました。すると、あるよるかぼちゃばたけから、たのしそうなまつりばやしがきこえてきました。

『きいちごだより』

古矢一穂/絵 岸田衿子/文 福音館書店
どうぶつたちが、じぶんのむらのきいちごのことを、てがみにかきました。 「くまの くまたくんへ」 りすの りすえ くまたくん げんきですか? けさ、かわへ おりるみちで、きれいな みかんいろの きいちごを みつけました。 たべてみたら とても あまいから、りゅっくに いつつ いれてかえったの。 おじいちゃんが、「こりゃ うまい うまい、もみじいちごだ」といって、よっつたべちゃった。

ものがたり

『やまの動物病院』

なかがわちひろ/作・絵 徳間書店
まちの先生は、町のどうぶつたちのおいしゃさんです。大きなとらねこの、とらまるといっしょにくらしています。 とらまるはいつも、まちの先生のしごとのようすを、とてもねっしんにみています。そして、よるになると、まちの先生にないしょで、山のどうぶつたちのためのびょういんをひらくのです。

『おさらをあらわなかったおじさん』

フィリス・クラジラフスキー/文 バーバラ・クーニー/絵 光吉夏弥/訳 岩波書店
まちのはずれの小さないえに、ひとりっきりですんでいる男の人がいました。 あるばん、おなかをすかせてかえってきた男の人は、うんとたくさんばんごはんをつくりました。あんまりたくさんだったので、たべおわったときには、とてもくたびれてしまいました。そして、おさらはそのままほうっておいて、あすのばん、いっしょにあらうことにしました。 ところが、つぎのばんになると、おなかはばいもぺこぺこで、ばんごはんもばいつくりました。 くたびれた男の人は、また、おさらをながしにいれたまま、ほうっておきました……。

『2年2組はいく先生松井ばしょうくん』

那須正幹/作 はたこうしろう/絵 ポプラ社
松井ばしょうくんのしゅみは、はいくです。うんどうもゲームもにがてだけれど、お父さんにおしえてもらったはいくは、なかなかのものです。ばしょうくんは、たのしいことも、ちょっとかなしいことも、みんなはいくにしてしまいます。 「ぴょんぴょんと かえるとびだす さんぽみち」

かがくのほん

『アリのかぞく』

島田拓/ぶん 大島加奈子/え 福音館書店
はるのあたたかいひ、1ぴきのおおきなアリが、じめんにあなをほっています。クロオオアリのじょおうアリが、すをつくっているのです。 じょおうアリは、すのなかにたまごをうみ、うまれたようちゅうを、ていねいにおせわします。 ようちゅうはおおきくなると、はたらきアリになって、アリのかぞくは どんどんおおきくなっていきます。

『かみなり』

武田康男/監修・写真 小杉みのり/構成・文 岩崎書店
かみなりは じめんにおちたり、くもからくもにわたったり、いろいろなおちかたをします。 ときには、たくさんのかみなりがいっぺんにながれます。にゅうどうぐもから、かみなりになるようすや、かみなりがおちるしくみを、しゃしんでしょうかいします。

しゃかいのほん

『ここがわたしのねるところ』

レベッカ・ボンド/文 サリー・メイバー/作画 まつむらゆりこ/訳 福音館書店
川のおおいオランダでは、ふねの上のいえで、なみにゆられてねむります。インドのようにあついくにでは、虫にさされないように、あみや かやをベッドの上につるしてねむります。さまざまなくにの子どもたちが、ぐっすりねむるようすをしょうかいします。

3・4年生

えほん

『としょかんライオン』

ミシェル・ヌードセン/さく ケビン・ホークス/え 福本友美子/やく 岩崎書店
ある日、町のとしょかんに、ライオンが入ってきました。ライオンは、としょかんの中をゆっくりあるき、えほんのへやで、きもちよさそうにねてしまいました。さあ、どうしたらいいのでしょう。でも、としょかんのきまりには、ライオンがきたときのことなど、なにもかいてありません。

ものがたり

『はじめましてのダンネバード』

工藤純子/作 マコカワイ/絵 くもん出版
4年生の蒼太のクラスにやってきたエリサちゃんは、ネパールからの転校生です。エリサちゃんは、クラスのみんなと話そうとしないし、給食を食べずに帰ってしまうし、何を考えているのか、よくわかりません。 ある日、エリサちゃんは学校に来なくなってしまいます。蒼太は、おさななじみのゆうりといっしょに、エリサちゃんの家に行ってみることにします。

『おもちゃ屋のねこ』

リンダ・ニューベリー/作 田中薫子/訳 くらはしれい/絵 徳間書店
パティは、いつも学校帰りにテオおじさんのおもちゃ屋さんに行って、お手伝いをしています。ある日、お店にあざやかな明るいみどり色の目をしたきれいなねこがやってきました。すると、おもちゃがつぎつぎに売れたり、仕入れたはずのない箱がおいてあったり、ふしぎなことがおこります。

『火曜日のごちそうはヒキガエル』

ラッセル・E.エリクソン/作 ローレンス・ディ・フィオリ/絵 佐藤凉子/訳
あるさむい冬の日、ひきがえるのウォートンは、モートンが作ったおいしいおかしをおばさんにとどけるため、スキーで森に出かけました。ところが、そのとちゅうで、わるいみみずくにつかまってしまいます。みみずくは、ウォートンを5日後のたんじょうびのごちそうにすると言います。スキーでけがをした足では、高い木の上にあるみみずくの家からにげることはできません。みみずくからうまくにげだす方ほうはあるのでしょうか。

『お父さんのラッパばなし』

瀬田貞二/作 堀内誠一/画 福音館書店
もとちゃんは、ばんごはんのあとで、きまってお父さんに「ほら話」をさいそくします。「ほら」とは、「うそ」のことです。お兄ちゃんも、お姉ちゃんも「うんと大きいラッパ吹いてみて。」と、けしかけます。ラッパとは、ほらのことです。お父さんの楽しい「ほら話」がはじまります。

かがくのほん

『絵ときゾウの時間とネズミの時間』

本川達雄/文 あべ弘士/絵 福音館書店
ネズミは小さいけれど意外と大食らい、象は大きいけれど意外と小食です。小さいいきものの時間は早く過ぎ、大きいいきものの時間はゆっくり流れます。でも、小さくても大きくても、実は一生のうちに心臓が打つ回数は同じです。小さいこと、大きいことにはそれぞれの良さがあり、それぞれの時間があるのです。

『ひとがつくったどうぶつの道』

キムファン/文 堀川理万子/絵 ほるぷ出版
山の中にできた広い道を、音をたてて車が走っていきます。食べ物を探すためや、なかまに会うために道をわたるとき、動物たちはあぶない目に合わなくてはなりません。そこで人間たちは、動物のための道をつくることにしました。

しゃかいのほん

『エジプトのミイラ』

アリキ/文と絵 神鳥統夫/訳 佐倉朔/監修 あすなろ書房
エジプトのミイラは、なんのために作られたのでしょうか。エジプトの人たちは 何百年もかけて、その作り方をくふうしてきました。人間だけではなく、ねこやワニのミイラもあります。あなたもミイラ作りの秘密をのぞいてみませんか?

ことば

『それほんとう?』

松岡享子/ぶん 長新太/え 福音館書店
「あめりかうまれの ありのありすさんが あるあきの あかるいあめのあさ あたらしい あかいあまがさをさし ありあわせの あおいあまぐつをはき あつぼったい あめいろのあまがっぱをきて あるところを あるいていたら・・・」 「あ」ではじまることばをつなげたおはなしからはじまり、「い」「う」「え」とつづき、さいごは「わ」のつくおはなし。たのしいおはなしがいっぱいつまっています。さて、あなたもつくれるかな?

5・6年生

物語

『ぼくらのスクープ』

赤羽じゅんこ/著 講談社
5年生の井田敦也(イダッチ)は、クラスの新聞係として、いつもスクープを探しています。おもしろくて、みんながよろこんでくれて、そして何より真実が書かれた新聞が作りたいのです。それなのに、同じ係で変わりものの「魔王」は、イダッチの意見に反対ばかりして、ちっとも取材が進みません。そんなある日、事件が起こります。イダッチが、ピンポンダッシュの犯人だとうたがわれてしまったのです。

『飛べないハトを見つけた日から』

クリス・ダレーシー/作 相良倫子/訳 東郷なりさ/絵 徳間書店
12歳のダリルは、公園で飛べないハトを見つけました。足についたリングから、人に飼われているレース用のハトだとわかり、飼い主を探し始めます。ところが、元の飼い主が「レースに出られないハトはいらない」と言っていたことを知り、ダリルは自分がこのハトを飼おうと決心します。熱心にハトの世話をするダリルでしたが、ある日学校に連れていったことで、上級生に目をつけられてしまい……。

『リメイク!』

あさだりん/作 いつか/絵 フレーベル館
6年生になった由希は、友達の莉奈といっしょに、手芸クラブに入りました。莉奈の推せんでクラブ長になってしまった由希は、壁掛けフラックを作ってバザーで売ろうと提案しましたが、なかなか受け入れてもらえません。さらに、手芸クラブの唯一の男子・ひかるが、ばかにされているところを見てしまい、「手芸クラブすごいって言わせてやる!」と決意します。

『オタバリの少年探偵たち』

セシル・デイ=ルイス/作 脇明子/訳 岩波書店
イギリスの町オタバリの学校では、戦争が終わっても、テッド隊とトピー隊にわかれて、毎日戦争ごっこが続いていました。そんなある日、仲間のニックが誤って校長室の窓ガラスを割ってしまいます。窓ガラスを弁償しなければならなくなったニックを助けるため、一時休戦した少年達は、みんなで知恵をしぼってお金を稼ぎます。 ところが、そのお金があとかたもなく消えてしまいました。お金を探すうちに、少年たちはとんでもない事件に巻き込まれてしまうのです。

『魔法使いハウルと火の悪魔』

ダイアナ・ウィン・ジョーンズ/作 西村醇子/訳 徳間書店
魔法が本当に存在する国インガリーで、18歳のソフィーは、ある日『荒地の魔女』に呪いをかけられ、90歳の老婆に変身してしまいます。家を出たソフィーは、空中の城に住むうぬぼれ屋で移り気な若い魔法使い・ハウルのもとに、掃除婦として住み込みますが、城の中は不思議なものや奇妙なことだらけ。やがてハウルの意外な素顔を知ったソフィーは、力を合わせて魔女と戦おうとしますが……。

『天の鹿』

安房直子/作 スズキコージ/画 福音館書店
村一番の鹿狩り名人の漁師には、三人の娘がいました。この三人の娘達は、不思議な鹿に連れられて鹿の市で買い物をします。鹿の市では、とても珍しいものが売られています。娘達は思い思いの買い物をしますが……。

科学の本

『ブラックホールってなんだろう?』

嶺重慎/文 倉部今日子/絵 福音館書店
ブラックホールは、なぞにつつまれた天体です。地球上の1つの街くらいの大きさのものでも、地球の約300万個分もの重さがあり、重力によって、まわりにあるあらゆる物をすいこんでしまいます。ブラックホールが真っ黒に見えるのは、光さえもすいこんでしまうからです。ブラックホールは、いったいどのようにして生まれるのでしょうか。

社会の本

『世界を救うパンの缶詰』

菅聖子/文 やましたこうへい/絵 ほるぷ出版
パンの缶詰を知っていますか。災害が起きた時に支援のために送られたり、非常食として備えられたり、2009年には宇宙食として、「ディスカバリー号」に乗せられたりしました。パンの缶詰の作り方や生まれたきっかけ、たくさんの人に届けるために工夫したことなど、パンの缶詰の秘密を紹介します。

『チャールズ・ダーウィン、世界をめぐる』

ジェニファー・サームズ/作 まつむらゆりこ/訳 廣済堂あかつき
チャールズ・ダーウィンは、世界中で植物を研究するために、イギリス海軍の調査船ビーグル号で旅をしました。チャールズは、旅先でいろいろな虫や動物と出会い、じっくり観察して日誌に記録しました。研究を続けていくうちに、チャールズの頭には、「地球がどんなふうにかたちづくられてきたか」、「動物たちが生きのびるため、どんなふうに進化をとげてきたか」という新しい考えが浮かびはじめました。

中学生

物語

『#マイネーム』

黒川裕子/作 さ・え・ら書房
13歳の坂上明音は、両親が離婚したため「戸松」明音になりました。まだ新しい名字になじめていないのに、学校で生徒の名字にさんをつけて呼ぶ「SUNさん運動」が始まってしまいます。明音は、学校のルールとして呼び方を強制されることに違和感をいだきます。そんな頃、SNSで自分の名前が嫌いな人たちが集まる「#マイネーム」というトークルームを見つけます。

『ぼくたちのスープ運動 小さな思いやりが世界を変える!』

ベン・デイヴィス/作 渋谷弘子/訳 評論社
長いこと入院していたジョーダンは、新しい学校になかなかなじむことができません。ある日の昼休み、公園でホームレスの男の人に出会ったジョーダンは、ママが持たせてくれたスープをあげることにします。それは、入院していた時に知り合った女の子との、ある約束を思い出したからでした。ジョーダンのこの小さな行動が、思わぬ出来事を引き起こします。

『ホビットの冒険』

J.R.R.トールキン/作 瀬田貞二/訳 岩波書店
のんびり平和な毎日を送っていたホビット族のビルボは、魔法使いのガンダルフとドワーフ達とともに、竜に奪われた宝を取り戻す旅に出ます。はじめは、家に帰ることをひたすら願っていたビルボですが、トロルやゴブリンに襲われながらもドワーフ達を助け、次第に勇気と知恵を身につけていきます。さてビルボは、この危険な旅を切り抜けて、無事に帰ることができるでしょうか。

『小さな手』

金原瑞人/編訳 佐竹美保/絵 岩波書店
ある晩、ホワイト夫妻は、客人から3つの願いを叶えてくれるという「猿の手」をゆずり受けます。家の借金がなくなったら楽になると考えたホワイト夫妻は、「200ポンドが手に入りますように」と願います。ところが、次の日にもたらされたのは、息子が仕事で命を落としたという知らせでした。(『猿の手』)スリリングなお話を集めたホラー短編集です。

『RDG レッドデータガール』

荻原規子/[著] 角川書店
紀伊半島の山奥、山伏の修験場で知られる玉倉神社で、祖父と静かに暮らしていた泉水子(いずみこ)は、父から突然東京の高校への進学をすすめられます。父の友人で後見人の雪政に、山伏の修行を積んだ息子の深行(みゆき)を下僕として一生付き添わせると言われ、困惑する泉水子でしたが、それには本人も知らない生い立ちや家系に関わる大きな理由がありました。

『戦火の馬』

マイケル・モーパーゴ/著 佐藤見果夢/訳 評論社
ジョーイは、サラブレッドの血が半分混じったやせっぽちの子馬でしたが、少年アルバートと出会い、信頼と愛に満ちた深い友情で結ばれます。やがて戦争が始まり、アルバートと引き離されたジョーイは、イギリスからフランスの戦場へ送られてしまいます。戦いは続き、ジョーイはドイツ軍で傷病兵を運ぶ馬車を引き、大砲を引き、鉄条網がいっぱいの塹壕地帯を駆けまわります。いつかアルバートに会える日が来ると信じて。

科学の本

『小林先生に学ぶ動物行動学』

小林朋道/著 少年写真新聞社
シベリアシマリスは、ヘビの抜けがらや動かないヘビを見ると、ヘビの体の表面をかじって、自分の体にぬりつけます。いったいなぜ、こんなことをするのでしょうか。このように、「その動物はなぜそのように行動するのか」を研究する学問を、動物行動学といいます。身近な生き物をよく観察することで発見された知られざる一面が、わかりやすく紹介されています。

社会の本

『少年のための少年法入門』

山下敏雅/監修 牧田史/監修 西野優花/監修 旬報社
日本では、20歳になる前に罪を犯すと、「少年法」という特別な法律が適用されます。この法律は、悪い行いをした人にペナルティを与えるのではなく、必要としている教育や様々な支援を受けられるようにすることを目的としています。 この本では、少年法がどんな法律なのかを紹介するほか、「大人になる前に逮捕されたらどうなるの?」「児童相談所ってどんなところ?」といった疑問に答えています。

『なぜカツラは大きくなったのか? 髪型の歴史えほん』

キャスリーン・クルル/文 ピーター・マローン/絵 宮坂宏美/訳 あすなろ書房
5000年前のエジプトでは、虫に悩まされないように、髪を全部剃っていました。そこで、暑い日差しから頭を守るために登場したのが「カツラ」です。いつの時代も、人は髪へのこだわりを持っていたのです。そんな髪の毛の歴史をわかりやすくまとめた1冊です。