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いいほんみつけた!2022ねんどばん

最終更新日 2022年07月14日

関連情報

1・2年生

えほん

『アルマの名前がながいわけ』

フアナ・マルティネス‐ニール/作 宇野和美/訳 ゴブリン書房
アルマのなまえをぜーんぶかくと、アルマ・ソフィア・エスペランサ・ホセ・プーラ・カンデラ。「ソフィア」は、おばあちゃんから、「エスペランサ」は、ひいおばあちゃんからもらったなまえです。ながいなまえのひとつひとつに、かぞくのものがたりがあります。
みなさんのなまえには、どんなものがたりがあるでしょうか。

『ターちゃんとペリカン』

ドン・フリーマン/さく さいおんじさちこ/やく ほるぷ出版
ターちゃんは、まいとし、なつになると、うみのちかくでキャンプをします。
ターちゃんは、あたらしいながぐつをはいて、はじめて、つりにでかけました。そこには、としをとったペリカンがいて、ターちゃんに、さかなをとるところをみせてくれました。
ところが、そのあいだに、ターちゃんのあたらしいながぐつが、なみにさらわれてしまいました。

『1つぶのおこめ さんすうのむかしばなし』

デミ/作 さくまゆみこ/訳 光村教育図書
むかし、インドのあるちほうに、おうさまがいました。おうさまは、おしろのくらがいっぱいになるまで、ひとびとからおこめをあつめていました。
あるとし、てんきがわるくて、おこめがうまくそだたなかったため、ひとびとは、ひもじいおもいをしていました。
そこで、むらむすめのラーニは、おうさまからのごほうびに、はじめのひはおこめを1つぶ、つぎのひは2つぶ、そのつぎのひは4つぶ、というように、それぞれ、まえのひの「ばい」のかず、30にちのあいだ、おこめをわけてもらうことにしました。

ものがたり

『やさしい大おとこ』

ルイス・スロボドキン/作・絵 こみやゆう/訳 徳間書店
むかし、たかいやまのうえのおしろに、とてもこころのやさしい大おとこがすんでいました。大おとこは、やまのふもとのむらのひとたちと、ともだちになりたいとおもっていました。
ところが、わるいまほうつかいは、大おとこがたべものをほしがっていると、むらのひとたちにうそをついていました。
むらのひとたちは、大おとこをこわがり、いつもいえのなかにかくれてしまいました。

『けんかのたね』

ラッセル・ホーバン/作 小宮由/訳 大野八生/絵 岩波書店
あるひ、おとうさんが、くたくたになって、かえってくると、いえのなかは、おおさわぎでした。いぬのボンゾーは、ねこのプッスにむかってほえたて、4にんのこどもたちも、おおげんかをしています。
いったい、げんいんとなった「けんかのたね」はなんだったのでしょう。そして、みんなは、なかなおりができるのでしょうか。

『ふたりはしんゆう がまくんとかえるくんぜんぶのおはなし』

アーノルド・ローベル/作 三木卓/訳 文化学園文化出版局
はるがきました。かえるくんは、大いそぎでがまくんのいえをたずねましたが、がまくんはまだベッドの中です。かえるくんは、あの手この手でがまくんを外につれだそうとします。おたがいをとてもだいじにおもっている、がまくんとかえるくんのおはなしが、たくさんつまった本です。

かがくのほん

『いのちはめぐる』

嶋田泰子/文 佐藤真紀子/絵 成島悦雄/監修 安西英明/監修 童心社
アゲハがカマキリにたべられて、カマキリがヒキガエルにたべられて…生きものは、たべものがないと、生きることができません。
大きな生きものも、しんだら小さな生きものたちのごちそうになり、ぶんかいされて、じめんやうみのえいようになります。
すべての生きものは、ぐるぐるとめぐるいのちのリレーに、くわわっています。

『しょうたとなっとう』

星川ひろ子/写真・文 星川治雄/写真・文 小泉武夫/原案・監修 ポプラ社
なつのはじめ、しょうたはおじいちゃんと、はたけに、あおだいずのたねをまきました。
めがでて、かわいいはながさき、ちいさなさやがどんどんおおきくなって、おいしいえだまめができました。
あきのおわりには、だいずがたくさんとれ、おじいちゃんは、だいずのとっておきのへんしんを、みせてくれました。

ことば

『あいうえおっとせい』

谷川俊太郎/文 白根美代子/絵 さ・え・ら書房
あさ いすの うえで えらそうに おっとせい
さるは しまが すき せっせと そめている
50おんをつかった、たのしいことばがとうじょうします。

3・4年生

えほん

『川はどこからながれてくるの』

トマス=ロッカー/さく みのうらまりこ/やく 偕成社
「この川は、いったい、どこからながれてくるんだろうね」
丘の上に住む兄弟のジョシュとアーロンは、玄関前の石だんにすわって、川を見ながら、かたりあいます。「おじいちゃんなら、しっているかもしれない。」さっそく2人は、おじいさんにキャンプにつれていってほしいとせがみました。
つぎの日、3人は朝はやく出発しました。川のはじまりをたどる旅の始まりです。

『チムとゆうかんなせんちょうさん』

エドワード・アーディゾーニ/さく せたていじ/やく 福音館書店
船乗りになりたいチムは、ある日、大きな汽船に乗りこみました。
いっしょうけんめい船の仕事のおてつだいをして、船の人たちによろこばれたチムでしたが、すごいあらしで船がしずんでしまいます。

ものがたり

『みしのたくかにと』

松岡享子/作 大社玲子/絵 こぐま社
むかしあるところに、ふとっちょのおばさんがすんでいました。
ある日、戸だなのすみで黒い小さなたねをみつけたので、庭にまいてみることにしました。何のたねかはわからなかったので、まいたそばに、こんなたてふだを立てました。
「あさがおかもしれない、すいかかもしれない、とにかくたのしみ」

『先生、感想文、書けません!』

山本悦子/作 佐藤真紀子/絵 童心社
夏休みの登校日。三年生のみずかは、クラスでひとりだけ、宿題の読書感想文を書いてきませんでした。おもしろい本を読むと、むねがいっぱいになるのに、感想文を書こうとすると、おもしろかった気持ちが消えてしまうのです。
そこで、みずかは考えて、いいことを思いつきました。感想文が書きたくなるようなおはなしを、作ればいいんだ!

『チム・ラビットのぼうけん』

アリソン・アトリー/作 石井桃子/訳 中川宗弥/画 童心社
ちいさいうさぎのチムは、ある日、草の中で光るはさみを見つけました。チムはそれをうちへもってかえりました。お父さんは、チムにはさみのつかい方をおしえてくれました。
つぎの日、チムはそのはさみで「なんでも」切りはじめました。もうふ、テーブルかけ、カーテンやタオルも、じょきじょき細かく切りました。とうとうチムは、じぶんのひげも毛も、みんなかってしまいました。

『口ひげが世界をすくう?!』

ザラ・ミヒャエラ・オルロフスキー/作 ミヒャエル・ローハー/絵 若松宣子/訳 岩波書店
ヨーヨーのおじいちゃんは、おばあちゃんとおわかれしてから、元気をなくしていました。
けれども、ある日、とつぜん車にのりこんで、どこかにでかけていき、ひげ用のクリームや、ジェル、ブラシやはさみを買って、かえってきました。
おじいちゃんは、「世界ひげ大会」に出て、ひげのチャンピオンになりたいというのです。そこで、ヨーヨーとおじいちゃんは、ゆうしょうするための作戦をかんがえました。

かがくのほん

『地球がうみだす土のはなし』

大西健夫/文 龍澤彩/文 西山竜平/絵 福音館書店
とおいむかしに飛んできた火山灰や砂つぶが、水にとけだしてねん土になり、そこに死んだ生きもののかけらやフンがまざりあい……土には、長い時間とたくさんのいのちがつまっています。私たちの足もとにある土ができるまでをたどります。

しゃかいのほん

『エンザロ村のかまど』

さくまゆみこ/文 沢田としき/絵 福音館書店
ケニアは、赤道直下にあるアフリカの国です。首都ナイロビから遠くはなれた、エンザロ村という谷間の村には、日本のかまどをヒントにして作ったかまどがあります。昔ながらの日本人の知恵を使って作られたエンザロ・ジコとは、どんなかまどなのでしょうか。

ことば

『まさかさかさま 動物回文集』

石津ちひろ/文 長新太/絵 河出書房新社
ぞうくん ぱん くうぞ
かじ こりごり こじか
ねこ なまけまなこね
上から読んでも下から読んでも同じ、たのしい回文集。

5・6年生

物語

『びりっかすの神さま』

岡田淳/作 偕成社
「木下 始」は、転校してきたその日に、教室で背中につばさのある、すきとおった小さな男を見ました。
始の席は、一番うしろの廊下側。となりの席は、クラスで一番びりの女の子です。どうやら、この男は、びりになった子のところにやってくるらしいのです。そして、なんと、このびりっかすの神さまが見えた子は、心の中でおたがいに会話ができるようになります。
始と、びりの子たちで始まった心の会話は、やがてクラスのみんなを巻き込んでいきます。

『テーオバルトの騎士道入門』

斉藤洋/作 おぼまこと/絵 理論社
「蟹座生まれの騎士たる者は、竜のなみだを手に入れぬかぎり、一人前とは言えぬ」
テーオバルトが読んだ『騎士道入門』には、こう書かれていました。一人前にならないと家をつぐことはできないと考えたテーオバルトは、従者のハンスといっしょに竜退治の旅に出ます。

『やまんば山のモッコたち』

富安陽子/作 降矢奈々/画 福音館書店
里に住む啓太は、ある日、やまんば山に住むまゆと友達になりました。「北の呼ぶ子」を吹けば、いつでもまゆが飛んできてくれます。
山姥、雪女、河童、化け狐…。そんなモッコ達の不思議な世界を、あなたものぞいてみませんか。

『ロジーナのあした 孤児列車に乗って』

カレン・クシュマン/作 野沢佳織/訳 徳間書店
12歳のロジーナは、「孤児列車」に乗る孤児たちの面倒をみてほしいと頼まれます。初めはいやいやながら面倒をみていたロジーナでしたが、しだいに子どもたちと打ち解けていきます。旅を続けるうち、孤児たちはそれぞれ新しい家族に引き取られていったのですが…。

『たのしい川べ』

ケネス・グレーアム/作 石井桃子/訳 岩波書店
ある春の日、モグラは、大そうじを放り出して土の下から逃げだし、草原をこえ、川岸までやってきました。
すると、そこには川ネズミがいて、いっしょに川をくだって遊ぼうと、モグラをボートにのせてくれました。モグラにとっては、見るもの、体験すること、すべてが目新しく、楽しいことばかりです。

『ぼくはおじいちゃんと戦争した』

ロバート・K.スミス/著 こだまともこ/訳 あすなろ書房
フロリダに住んでいるジャックおじいちゃんが、ピーターの家に引っ越してくることになりました。ピーターは、おじいちゃんといっしょに暮らすことができるのは本当にうれしく思っていましたが、大好きな自分の部屋をおじいちゃんにゆずることだけは、どうしてもなっとくができませんでした。
そこで、ピーターは友だちに言われるままに、おじいちゃんに「宣戦布告」をして、部屋を取りもどすための戦いを始めます。

科学の本

『池の水なぜぬくの? 外来種を探すだけではない“ほんとうの理由”』

安斉俊/著・絵 勝呂尚之/監修 くもん出版
テレビ番組で有名になった池の水ぬき。実は、池の水ぬきは外来種を見つけるだけではなく、池の中をきれいにし、そこに住む生き物を守るための科学的な取り組みなのです。水を抜くまでの準備の仕方や、生き物を傷つけずに捕まえて調べる方法などが、くわしく紹介されています。

社会の本

『希望、きこえる? ルワンダのラジオに子どもの歌が流れた日』

榮谷明子/著 汐文社
ユニセフで働いている榮谷(さかえだに)さんは、2013(平成25)年の終わりに、アフリカのルワンダにやってきました。
榮谷さんは、子どもたちとその親に、ルワンダの歌やお話、手洗いなどの生活習慣を身に着けることや、友だちと仲良く遊ぶことなどを楽しく学んでもらうための、子ども向けラジオ番組を作りたいと考えます。ラジオ番組の名前は、ルワンダ語で「子どもをはぐくむ場」という意味の「イテテロ」に決まり、番組作りが始まりました。

『すてきなタータンチェック』

奥田実紀/文 穂積和夫/絵 福音館書店
数あるチェック柄のひとつ、「タータン・チェック」が大好きな著者は、タータンの本場・スコットランドへと足を運びます。タータンのたどってきた歴史や、布の織り方、身につけ方など、タータンのことをたっぷり知ることができる1冊です。

中学生

物語

『サクラ咲く』

辻村深月/著 光文社
塚原マチは、「自分の意見がはっきり主張できないこと」が悩みの中学1年生です。彼女はある日、図書室で手にした本の中から1枚の便せんを見つけます。その便せんには、ただ一言「サクラチル」とだけ書かれていました。マチが次に借りた本にも、その次の本にも、誰かの便せんが挟まっています。ある時マチがその便せんに返事を書いたことで、2人の便せん越しの交流が始まりました。

『太陽の子』

灰谷健次郎/著 理論社
ふうちゃんの両親は沖縄出身で、神戸で琉球料理のお店「てだのふあ・おきなわ亭」を営んでいました。このお店には、海を愛する沖縄にゆかりのあるお客さんが集まってきます。ふうちゃんは、そんなお客さんの1人であるろくさんが、ある時、お店の陰でそっと涙を流すところを見てしまいました。
ふうちゃんは、お父さんの心の病も、ろくさんの涙も、沖縄の歴史に関係があるのではないかと考え始めます。

『みつばちと少年』

村上しいこ/著 講談社
「普通」がわからなくてクラスになじめない雅也は、中学生になって初めての夏休みに、おじさんが働く養蜂場の手伝いをするために北海道へやってきました。ところが、雅也が寝泊りすることになったのは、「北の太陽」というさまざまな事情を抱える子どもたちが住む家でした。ひと夏の短い時間の中で、年齢も育った環境もちがう相手と友だちになったり、時には大人の言葉に反発したりしながら、雅也の心は少しずつ変化していきます。

『ハヤ号セイ川をいく』

フィリパ=ピアス/著 足沢良子/訳 E=アーディゾーニ/絵 講談社
セイ川のほとりに住むデビットは、夏休みのある朝、川を流れてきたカヌーを見つけました。カヌーの持ち主であるアダムと友達になったデビットは、カヌーを修理し「ハヤ号」と名づけます。そして、2人はアダムの家に伝わる古い詩の謎を解き、かくされた宝を探すため、「ハヤ号」で最初の航海にこぎ出しました。

『海辺の宝もの』

ヘレン・ブッシュ/著 鳥見真生/訳 佐竹美保/画 あすなろ書房
メアリーの一番の楽しみは、日曜日にとうさんと海岸に行って、「変わり石集め」をすることです。
「変わり石」は、ヒトデやアンモナイトなどの海の生き物が、長い時間をかけてかたい石になったものです。メアリーは、学校に行ったり、女の子たちとおしゃべりをしたりするよりも、変わり石のことを考える方が好きでした。
イギリスで重要な化石を次々と発掘した女性、メアリ—・アニングの子ども時代のお話です。

『ルーパートのいた夏』

ヒラリー・マッカイ/作 冨永星/訳 徳間書店
クラリーは、生後わずか3日で母親を亡くしました。兄のピーターと子どもに無関心な父親との暮らしには寂しさもありましたが、毎年夏になると祖父母のいるコーンウォールへ行き、笑顔の素敵ないとこのルーパートと一緒に過ごす日々を楽しみにしていました。
しかし、やがて第1次世界大戦が始まり、ルーパートは軍に入隊してしまいます。
100年以上前の戦争や差別のあるイギリスで、クラリーは自分の進む道を自分で切り開き、力強く生きていきます。

社会の本

『14歳からの哲学 考えるための教科書』

池田晶子/著 トランスビュー
「哲学」という言葉を聞いて、どんなイメージを思い浮かべるでしょうか。難しそう?なんだかよく分からない?それとも、全然興味がない?
「好き」って答える人は、少ないかもしれませんね。
では、「自分とはいったい誰なのか」と、考えてみたことはありますか?もしくは「人間の心っていったいどこにあって、何なんだろう」って考えてみたことは?
そういう問いをじっくり考えていくこと、「知りたい」と思うこと、それこそ哲学の入り口です。

『箱船にのった鳥たち ある野鳥病院の物語』

キット・チャブ/作・画 黒沢優子/訳 福音館書店
野鳥病院「鳥の箱船」には、絶滅の危機に瀕しているペリカンなど、様々な鳥が運ばれてきます。強い風に飛ばされて群れから離れ、1500キロも旅をしてきたペリカンは、意外にも人と遊ぶのが大好きでした。
野鳥の救護に力を尽くしたチャブ夫妻と、保護された鳥たちとのふれあいの物語です。

『なんで洞窟に壁画を描いたの? 美術のはじまりを探る旅』

五十嵐ジャンヌ/著 中島梨絵/画 新泉社
中学校の歴史部に所属している理乃は、元世界史教師のじいちゃんと見に行った展覧会で、フランスのラスコー洞窟に描かれた壁画と出会います。何万年も前の真っ暗な洞窟に、なぜ壁画が描かれたのか、理乃はその謎に夢中になります。
するとなんと、じいちゃんの教え子で研究者のタバタさんの案内で、フランスへ本物の洞窟壁画を見に行けることになったのです。壁画を通して、理乃は世界の美術のはじまりへと迫っていきます。