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2019年度展示情報一覧
宇宙への夢 ‐アポロ11号月面着陸50年‐

宇宙への夢 ‐アポロ11号月面着陸50年‐

最終更新日 2019年10月31日

展示期間 : 09月から10月

展示場所 : 本館一般展示


展示ポスター
2019(令和元)年は、アポロ11号が、人類史上初めて月に着陸して50年目にあたります。
紀元前の時代から人類は、宇宙や天体の謎を解明しようと研究を重ねてきました。
古代ギリシアの哲学者であるアリストテレスは、地球が球体であることを証明し、「近代科学の父」と呼ばれるガリレオ・ガリレイは、地動説を支持して天文学に革新的な考え方をもたらしました。
第二次世界大戦後の1945(昭和20)年以降は、東西冷戦と絡んで、大国同士が、競うように宇宙を目指します。ソビエトのユーリ・ガガーリンが、1961(昭和36)年に人類初の宇宙飛行を行うと、1962(昭和37)年には、アメリカのジョン・グレンが、マーキュリー号で地球を3周します。そしてアメリカは、人類を月に送る「アポロ計画」を立ち上げ、1969(昭和44)年にアポロ11号が、人類初の月面着陸を果たします。
人類が、初めて月に降り立って50年を経た今でも、ISS(国際宇宙ステーション)の建設、宇宙旅行の実施計画や宇宙エレベーターの構想など、人類の宇宙への夢は続いています。
今回の展示では、宇宙開発に尽力した人々の伝記やノンフィクション、天文学の入門書、宇宙を舞台にした小説など、宇宙の魅力や奥深さを知ることができる本を紹介します。

展示関連情報

宇宙を開拓した人々

『月へ 人類史上最大の冒険』

ロッド・パイル/著 三省堂 2019年
写真や設計図、日誌など、豊富な資料でアポロ1号から17号までの月探査の軌跡を紹介した本です。アポロ計画の幻の名称変更案、アポロに乗船した宇宙飛行士達のやり取り、船外活動で使用される月面車の歴史などが詳細に解説されており、この1冊でアメリカの月探査の歴史を知ることができます。

『ファースト・マン 初めて月に降り立った男、ニール・アームストロングの人生』

ジェイムズ・R.ハンセン/著 河出書房新社 2019年
「これは1人の人間にとっては小さな1歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」
アポロ11号と聞いて、人類で初めて月面に降り立ったニール・アームストロングのこの言葉を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
この本は、アームストロング本人や彼の家族、当時の関係者へのインタビュー、膨大な参考文献を基に書かれた、アームストロング公認の伝記です。彼の生涯だけでなく、当時のアメリカの宇宙開発計画の内側を知るうえでも参考になる1冊です。

『ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち』

マーゴット・リー・シェタリー/著 ハーパーコリンズ・ジャパン 2017年
NASA(アメリカ宇宙航空局)の前身組織であるNACA(アメリカ航空諮問委員会)で、計算手(コンピューター)として働いていた黒人女性たちのノンフィクションです。彼女たちは人種隔離政策下のアメリカで、黒人として、女性として自らの知性と行動力で道を切り拓き、アポロ計画に大きな役割を果たしていきます。2017(平成29)年に公開された映画の原作です。

『プラネタリウム男』

大平貴之/著 講談社 2016年
革新的なプラネタリムを生み出してきたプラネタリウム・クリエーターの自伝です。
幼少期から一つのことに夢中になるととことん突きつめる性格の著者は、小学校高学年の頃からプラネタリウム作りに目覚め、大学生の頃に個人製作は難しいとされていたレンズ投影式プラネタリウムを完成させます。1998(平成10)年には100万個以上の星を投影する移動式プラネタリム「メガスター」を作成。その後も、家庭用プラネタリウム「ホームスター」や全天球プラネタリムなど、従来とは異なる画期的なプラネタリウムを次々と生み出していきます。
他社メーカーとの競争、職場の人間関係での衝突などの困難に直面しつつも、プラネタリウムという「小さな宇宙」の作成に情熱を注ぐ著者の様子が書かれています。

『宇宙へ「出張」してきます 古川聡のISS勤務167日』

古川聡・林公代・毎日新聞科学環境部/著 毎日新聞社 2012年
2011(平成23)年6月から167日間、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の記録です。
ISSは宇宙環境を利用した特殊な実験や天体観測を行う有人実験施設です。著者は医師である経歴を活かし、100以上の科学実験を行います。宇宙に身体が馴染んだことを「宇宙に慣れた、宇宙人になったな」と思ったり、地球に帰還後は紙1枚ですら重く感じて、地球環境に適応するためのリハビリに勤しんだり…。
私たちから見れば「非日常」な宇宙飛行士の「日常」を垣間見ることができます。

宇宙・天体を知ろう

『宇宙探査ってどこまで進んでいる? 新型ロケット、月面基地建設、火星移住計画まで』

寺薗淳也/著 誠文堂新光社 2019年
宇宙探査の「これまで」と「これから」がわかる1冊です。1971(昭和46)年に打ち上げられ、初めて火星の周回軌道に入ったアメリカの火星探査機「マリナー9号」や、土星探査機「カッシーニ」、中国の月探査計画である「嫦娥(じょうが)計画」など、世界各国の宇宙探査の事例を紹介しています。また、2023(令和5)年に計画されている民間初の月旅行についても取り上げています。人類が気軽に宇宙を旅行できる未来も、そう遠くないかもしれません。

『宇宙飛行士に聞いてみた! 世界一リアルな宇宙の暮らしQ&A』

ティム・ピーク/著 柳川孝二/監修 日本文芸社 2018年
イギリス出身の宇宙飛行士として2015(平成27)年末から半年間国際宇宙ステーション(ISS)で暮らした著者が、宇宙の暮らしについてのあらゆる質問に答えています。宇宙から週末に家族とビデオ通話ができることや、下着を替える頻度、ISSで出たゴミのゆくえ(補給船に積まれ大気圏突入で船ごと燃やされる)まで、生活感あふれる回答に、宇宙船やステーション内をガイドツアーしてもらっているような気分になります。

『太陽系観光旅行読本 おすすめスポット&知っておきたいサイエンス』

オリヴィア・コスキー/著 ジェイナ・グルセヴィッチ/著 原書房 2018年
まるでガイドブックの体裁で、太陽系内の観光に必要な事前訓練や荷造り、注意事項、そして見どころスポットなどを教えてくれます。宇宙旅行が当たり前になった未来では、このような本を実際に持って宇宙観光に出かけるのではないでしょうか?そう思うとわくわくしてきます。

『宇宙ビジネス入門 NewSpace革命の全貌』

石田真康/著 日経BP社 2017年
ここ数年、ビジネスとしての宇宙に対する注目が高まっており、ロケット、宇宙旅行、資源探査など、世界の起業家が壮大なビジョンを掲げ、宇宙を目指しています。世界と日本の宇宙ビジネスの全貌と、今後の可能性を解説しています。

『月のきほん ゆかいなイラストですっきりわかる』

白尾元理/著 誠文堂新光社 2017年
「月食とは?」「月はどうやって生まれたの?」「スーパームーンって何?」などの、月に関する素朴な疑問を見開き2ページでわかりやすく解説しています。また、月の基本情報や、2017(平成29)年から2024(令和6)年までの月の満ち欠けなどのデータ類も豊富に掲載しています。月に関するミニコラムも載っており、どのページからでも楽しく読むことができます。

『なぜ、人は宇宙をめざすのか 「宇宙の人間学」から考える宇宙進出の意味と価値』

「宇宙の人間学」研究会/編 誠文堂新光社 2015年
そもそも人間は、なぜ宇宙を目指すのでしょう。この命題に関して、哲学・科学・社会など多様な観点から迫っています。
なかでも、第2章「宇宙生活で起きた変化」は、宇宙飛行士の野口聡一さんも執筆に加わり、「宇宙に出ること」が人間に与える影響について考察しています。考察では、野口さんの実体験に基づき、無重力による知覚面の変化から生じる行動や心理が、人間存在の根本認識に関与しうる可能性を示唆しており、興味深いです。

『世界はなぜ月をめざすのか 月面に立つための知識と戦略』

佐伯和人/著 講談社 2014年
人類はこれまで、新大陸、地下、海底とフロンティアを切り開き、活動の場を拡大してきました。現在、月を次のフロンティアと位置づけた探査・開発計画が、進んでいます。この本では、月探査の歴史や月の起源などの月科学の基礎知識と、これまでの月科学の成果を、写真や図表を用いて解説しています。2007(平成19)年に打ち上げられた日本の月探査機「かぐや」の成果も紹介しています。

『最新太陽系大図鑑 太陽系の全構成員、誕生から未来まで徹底解説!』

ニュートンプレス 2017年
地球は、太陽系の中の惑星の一つです。太陽系は、太陽を中心に惑星や衛星などが集まってできており、銀河系に属しています。そして、その銀河系も宇宙に無数に存在する銀河の一つです。地球が、太陽系の片隅に存在することを考えると、宇宙の広大さが実感できます。
この本では、太陽系を構成する惑星の詳細や、太陽系の成り立ち、太陽系がどのような最期を迎えるかまでを解説しています。太陽系が誕生したのは、なんと約137億年前とされています。この本で、壮大なスケールの宇宙の一端を学んでみませんか。

『星座の見つけ方と神話がわかる星空図鑑』

永田美絵/著 八板康麿/写真 成美堂出版 2013年
季節ごとに見える星座を、星座の見つけ方や神話とともに解説しています。はくちょう座は、ギリシア神話の神ゼウスが王妃レダに会いにいくために化けた姿、こいぬ座は、主人の帰りを待ち続けて亡くなった猟犬が星になった姿など、一つ一つの星座に物語があるとわかると、いつも見ている星空も違った角度で見ることができるでしょう。天体観測の入門書としておすすめの1冊です。

『月光』

林完次/写真・文 角川書店 2010年
「眉月(まゆづき)」「黄昏月(たそがれづき)」「光風霽月(こうふうせいげつ)」「雪待月(ゆきまちづき)」。これらは、全て月を表す言葉です。この本では、月にまつわる言葉とともに四季折々の月の写真を掲載しています。6月頃に見られる赤みがかった満月の「ストロベリームーン」や、光り方が油を引いているように見える「油月(あぶらづき)」など、様々な表情を見せる月を美麗な写真で楽しむことができます。

『眠れなくなる宇宙のはなし』

佐藤勝彦/著 宝島社 2008年
古代から現代まで、人間が、宇宙をどのように見てきたのか、宇宙をどう理解してきたのかという「宇宙観」の歴史をたどり、人間が、宇宙の真の姿を紐解いてきた様子を物語のように描いています。古代インド人の宇宙観や、天動説から地動説への大転換などについて、味わい深いイラストでわかりやすく解説しています。

宇宙が舞台の小説

『星を創る者たち』

谷甲州/著 河出書房新社 2013年
7作の短編からなる連作短編集です。月や火星、木星などの太陽系の惑星で土木工事を行う技術者達が、地球ではない惑星ならではの過酷な環境から発生するトラブルに立ち向かいながら、月の地下交通トンネル、木星の浮遊工場などの建設プロジェクトを進めていきます。大学の土木工学科を卒業し、建設会社に勤務した経歴を持つ著者だからこそ書ける世界観が魅力的な作品です。

『火星年代記』

レイ・ブラッドベリ/著
未来の火星を舞台にした、地球人と火星人の物語です。地球人の火星への探検、それを受け入れない火星人との対立から、地球人が植民していく年代ごとにその時々の人々の生き方を短編で書いています。1950(昭和25)年に刊行されてから現在に至るまで、色褪せることのない名作です。

『銀河ヒッチハイク・ガイド』

ダグラス・アダムス/著
1970年代にイギリスで放送されていたラジオドラマを小説にした作品で、40年以上にわたって愛されているサイエンス・ファンタジーの傑作です。
主人公は、平凡なイギリス人のアーサー・デントで、銀河バイパス建設に伴う立ち退きによって地球が消滅してしまったため、宇宙人フォードと宇宙を旅することになります。地球上で2番目に賢い生物が、イルカだったり、うつ病気味の根暗なロボットが登場したりと、独特な世界観でシュールな物語が繰り広げられます。
全6作のシリーズで、『宇宙の果てのレストラン』『宇宙クリケット大戦争』『さようなら、いままで魚をありがとう』『ほとんど無害』『新銀河ヒッチハイク・ガイド』と続きます。

『みずは無間』

六冬和生/著 早川書房 2013年

『たったひとつの冴えたやりかた』

ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア/著