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闘病記‐病と向き合って生きる。

闘病記‐病と向き合って生きる。

最終更新日 2012年10月30日
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展示期間 : 1月から2月

展示場所 : 本館エントランス

展示全体図
闘病記は、患者や患者の家族、患者を支える人によって書きつづられた記録であり、通常の医療情報からは得がたい貴重な情報源となります。ところが、本の題名からでは闘病記かどうか判らないものが多く探しにくいので、今回は特集としてまとめました。
病と向き合ってどう生きるか、生き方情報でもある闘病記を読んでみてはいかがでしょうか。

*治療や薬などは一人ひとりで異なること、情報は日進月歩に変わることを理解した上でご利用ください。

6つのカテゴリにわけた闘病記と、医療小説、WEB情報源を紹介します。
闘病記は、最近5年間に出版された本を中心としています。

展示関連情報

闘病記(がん)

がん

『明日もまた生きていこう』

横山友美佳/著 マガジンハウス 2008年
全日本のメンバーに選ばれようとしていた将来有望なバレーボール選手の高校生。突然18歳で発病してからのがんと闘った3年間の日々を著者自身の言葉でつづる。

『余命ゼロを生きる』

佐藤由美/著 WAVE出版 2009年
42歳で難病の腺様のう胞がんになり、現在がんは3ヵ所に転移がみとめられる著者。美容師をつづけながら、4つのガンと生きる姿を追う。

『家族のがんに直面したら読む本』

逸見晴恵、基佐江里/著 実務教育出版 2008年
がん患者の家族は、ときにはがん患者本人より辛い深刻な思いを抱える。大切な家族を支える知恵やノウハウを記す。

『ゆりちかへ』

テレニン晃子/著 書肆侃侃房 2007年
骨髄悪性腫瘍(エピセリオイドサルコマ)に冒された著者。生まれたばかりの愛娘「ゆりあ」へのメッセージの書。

『四十でがんになってから』

岸本葉子/著 講談社 2006年
エッセイストとして人気の著者が40歳で迎えた「がんのある日常」とはどういうものなのか。手術後に続く一見平穏な普段の生活で何が変わり何が変わらなかったのかを問いかける。

がん(死別)

『Life』

飯島寛子/著 新潮社 2007年
余命宣告を受けながら爽快に生き抜いたことで映画でも話題になった飯島夏樹。彼を支え続けた妻が夏樹の思い出や子どもたちとの触れ合いやをつづる。

肺がん

『33歳ガン漂流ラスト・イグジット』

奥山貴宏/著 牧野出版 2005年
31歳で肺がんと診断された著者。その翌年から亡くなる間際まで本人が残した言葉をまとめる。

胃がん

『王貞治壮絶なる闘い』

江尻良文/執筆 竹書房 2007年
王監督が平成18年第1回ワールドベースボールクラシック日本代表監督として優勝に導いたのは記憶に新しい。だが、その栄光からわずか3カ月後予期せぬ闘病生活を強いられる。ベテラン野球記者が本人への取材をもとに構成。

卵巣がん

『死ぬという大仕事』

上坂冬子/著 小学館 2009年
末期がん患者が自身の病状・治療を例に引きながら、担当医師や入院している病院の幹部に医療の課題を問う。自ら「どうやって死ぬか」を明らかにする視点で書かれている。

甲状腺腫瘍

『home』

木山裕策/著 光文社 2008年
甲状腺に腫瘍が発見され、術後に最悪の場合声が出なくなると宣告される。「もう一度歌えるようになったら歌手を目指す」として、2008年にhomeでメジャーデビューを果たした記録。

闘病記(心の病気)

うつ病

『Wうつ』

萩原流行/著 廣済堂あかつき株式会社出版事業部 2009年
俳優萩原流行とまゆ美夫人のうつ闘病記。妻の病気を受けいれ家族と向き合おうとしたとき今度は自分がうつ病に。ときに傷つけ合いときに助けあいながら築く夫婦の絆。

『僕のうつうつ生活、それから』

上野玲/著 並木書房 2008年
2005年刊の前著『僕のうつうつ生活』の続編。うつの対処法ではなく、うつを克服した成功談でもない。一人のうつ患者が逆境の中をどう生きてきたかの記録。

『うつを生きる』

朝日新聞医療グループ/編 朝日新聞社 2007年
うつ病をテーマにした新聞連載をもとにした本。著名人・会社員・主婦などの患者とその家族、医療関係者にきめ細かく取材を重ね様々なうつの実例とその治療情報を紹介。

闘病記(脳の病気)

脳卒中

『脳卒中サバイバル』

東山あかね/著 新曜社 2009年
精神科医の夫をある日突然襲った脳卒中、それからの夫婦のサバイバルの日々を追う。後遺症とリハビリテーション、在宅介護の現実やそこで感じた医療・介護への思いを伝える。

脊髄小脳変性症

『ふところ「1リットルの涙」母子物語』

木藤潮香/著 ソニー・マガジンズ  2009年
15歳で運動神経が衰えていく病気を発病し、難病と闘い続ける少女亜也の日記を描いた『1リットルの涙』は映画やドラマ化された。彼女の母が家族の絆の大切さを記す。

脳疾患

『それでも脳は学習する』

山田規畝子/著 講談社 2007年
脳卒中の後遺症で高次脳機能障害となった整形外科医である著者の「脳が壊れた」暮らし。外見上は何の異常もない普通の人と見られても、脳の命令がうまく伝達されないところからリハビリによって回復していく過程を日誌風に記す。

アルツハイマー病

『妻が「若年認知症」になりました』

大沢幸一/著 講談社 2008年
65歳未満の人が突然襲われる若年認知症とは何か。群馬県議である著者が妻を介護する日々の苦悩を時にユーモアを交えながら語る。

老人性認知症

『待ってくれ、洋子』

長門裕之/著 主婦と生活社 2009年
俳優長門裕之が、妻南田洋子の介護の現実を描く。「治ること」よりも「どう生きるか?」が大切と言う。夫婦の絆と老いの現実に心が打たれる。

老人性認知症

『フレディの遺言』

フレディ松川/文 朝日新聞出版 2008年
認知症に備え、介護のこころがまえがわかる絵本。

闘病記(身体の病気)

肢体不自由者

『手足のないチアリーダー』

佐野有美/著 主婦と生活社 2009年
先天性四肢欠損症として生まれ、あるのは左足とその先の3本の指のみの著者。それでも小学校から普通校に通い、高校ではチアリーディング部に入部。「手足のないチアリーダー」として話題になった笑顔の少女の記録。

『ママの足は車イス』

又野亜希子/著 あけび書房 2009年
交通事故で胸から下が完全に麻痺となったが、絶望と苦しいリハビリの日々を乗り越え女児を出産するまでの記録。

網膜剥離

『全盲先生、泣いて笑っていっぱい生きる

新井淑則/著 マガジンハウス 2009年
右目の網膜剥離で休職、両目失明で自殺まで考えに至る著者。地道な努力と周囲の協力で中学教師として奇跡の復活を遂げる。

闘病記(発育の病気)

ダウン症

『21番目のやさしさに』

岩元綾/著 かもがわ出版 2008年
ダウン症の著者の出生から今日までの記録。「21番目のやさしさ」とは何か。障害を受け入れるとはどういうことかを問う。

自閉症

『ぼくには数字が風景に見える』

ダニエル・タメット/著 講談社 2007年
円周率の暗証は2万ケタ、10カ国語を話す著者ダニエルは数学と語学の天才。映画「レインマン」に出てくるようなサヴァン症候群の青年が人とのコミュニケーションのハンディを克服し自立していく手記。

闘病記(その他の病気)

家庭看護

『死んだら何を書いてもいいわ』

萩原朔美/著 新潮社 2008年
萩原朔太郎の長女である母、萩原葉子の介護の日々を「親不孝な息子」が語る。

『母の介護』

坪内ミキ子/著 新潮社 2007年
元タカラジェンヌでかくしゃくとしていた母が、寝たきりになり「わがままな老婆」になってしまった。一人娘の著者の肩にのしかかる介護の現実を語る6年間の記録。

『熟年介護日誌』

小林弘忠/著 日本放送出版協会 2007年
母は認知症、妻は末期がんと宣告され、2人を介護していた自分はがんと診断される。高齢化社会の残酷さ描く。

サリドマイド

『典子44歳いま、伝えたい』

白井のり子/著 光文社 2006年
サリドマイド児として生まれ、映画「典子は、今」で大きな反響を呼んだ著者が結婚、二児の子育てを経てあらためて羽たこうとする44歳の自分を語る。

骨髄疾患

『死の海を泳いで』

デイヴィッド・リーフ/[著] 岩波書店 2009年
批評家・作家であるスーザン・ソンタグの病いの告知から死に至る壮絶な9カ月間を、1人息子が記す。

乾癬

『かいかい日記』

窪島誠一郎/著 平凡社 2008年
とにかく痒い乾癬という病。乾癬では死なない、人にうつらないというが、この秘病で苦しんでいる人は多い。一進一退をくり返す深刻かつユーモラスな闘病記。

医療小説

『海と毒薬』

遠藤周作/著 文芸春秋
生体解剖事件を小説化。(1958年発行)

『楡家の人びと 上下』

北杜夫/著 新潮社
楡脳病院3代の悲喜劇を描いた作品。(1964年発行)

『くるま椅子の歌』

水上勉/著 中央公論社 1979年
脊椎破裂症から身体障害者の問題についても描いている。(1967年発行)

『ダブル・ハート』

渡辺淳一/著 文芸春秋 1980年
心臓移植手術を小説にした。(1969年発行)

『神の汚れた手 上下』

曽野綾子/著 朝日新聞社 1980年
産婦人科医院を舞台に生命の尊厳がテーマとなっている。(1979年発行)

『冷い夏、熱い夏』

吉村昭/著 新潮社 1984年
がん闘病の家族の物語。(1984年発行)

『閉鎖病棟』

帚木蓬生/著 新潮社 1994年
精神病院を舞台にした小説。

『黄落』

佐江衆一/著 新潮社 1995年
老人問題を扱う。

『イン・ザ・プール』

奥田英朗/著 文芸春秋 2002年
トンデモ精神科医伊良部が登場。

『スポーツドクター』

松樹剛史/著 集英社 2003年
スポーツが原因で起こる病を持つ患者たちを描く。

『使命と魂のリミット』

東野圭吾/著 新潮社 2006年
心臓外科医がヒロインの医学サスペンス。

『チームバチスタの栄光』

海堂尊 宝島社 2006年
バチスタ手術中の謎の死をめぐる、田口・白鳥シリーズ第1作。

『孤高のメス 1-6巻』

大鐘稔彦/著 幻冬舎 2007年
孤高の外科医・当麻鉄彦が患者の生命を救っていく。

『100万分の1の恋人』

榊邦彦/著 新潮社 2007年
ハンチントン病という不治の病の父を持つ女性と「僕」との恋愛の行方。

『神様のカルテ』

夏川草介/著 小学館 2009年
地方病院が舞台。

WEB情報源

闘病記(本)を探す。

闘病記ライブラリー別ウインドウで表示する

書棚を見るようにして、治療の体験記を病名から探せます。(NPO法人連想出版 運営)

Online古書店パラメディカ別ウインドウで表示する

闘病記と一般向医療関連書をインターネットのみで販売している古本屋さんです。(パラメディカ 運営)

闘病記(Webサイト)を探す。

「TOBYO」別ウインドウで表示する

闘病記をさがす「TOBYO図書室」、闘病情報を調べる「TOBYOレファレンス」などがあります。(株式会社イニシアティブ 運営)

「LifePalette(ライフパレット)」別ウインドウで表示する

病気体験記を読むことができます。(株式会社メディエイド 運営)

「健康と病いの語り ディペックス・ジャパン」別ウインドウで表示する

病気の体験について語っている「乳がんの語り」があります。(特定非営利活動法人健康と病いの語りディペックス・ジャパン 運営)

団体(患者会など)を探す。

「Primed 全国患者会一覧」株式会社プリメド社別ウインドウで表示する

『全国患者会障害者団体要覧 第3版』をもとに作成された、患者会と障害者団田尾のリンク集です。(株式会社プリメド社 運営)

「楽患ねっと」別ウインドウで表示する

病名別の情報検索や患者会検索ができます。(NPO法人楽患ねっと 運営)

「日本患者会情報センター」別ウインドウで表示する

患者団体マッチングデータベースにより、地域別・疾患別に全国の患者団体の情報を検索できます。(日本患者会情報センター 運営)